呪いの話

人ならざるモノの話

ヤマノケ「テンソウメツ」

これは東北地方のM県とY県の県境にあるT峠にて、ある父娘が体験した話である。冬のある休日のこと。親子水入らずで、ドライブを楽しむ父と娘がいた。ごく普通の山道を軽快に走り、途中のドライブインで昼食を取った。ドライブインを出発した車は、目的地を...
人ならざるモノの話

姦姦蛇螺(カンカンダラ)の呪い

とある地方の田舎の村に、素行の悪いの3人「A・B・C」がいた。AとBはあまりの素行の悪さ故、両親からは完全に見放されていた。しかし、Cだけは違った。Cは彼の母親から、それなりに愛情を注いでもらっていたのだ。と言っても、かなり厳格な態度ではあ...
怖い話

両面宿儺(リョウメンスクナ)の呪い

かつて建築関係の職に就いていた時、O氏という男性が体験した話である。この日、O氏は岩手県のとある古い利用者がなくなったお寺を解体する作業に取り組んでいた。作業の途中、O氏の同僚が彼を呼ぶ。同僚『おーい!ちょっと来てくれー!』同僚のもとに向か...
怖い話

真夜中の郵便物

これは「かんひも」に関わったことにより、霊感に目覚めてしまった高校生G君の話である。霊感に目覚めたことがきっかけで友人達から、心霊現象に関する相談を受けるようになってしまった。霊感といっても、ただ見えるだけで、本当に話を聞くだけ。除霊や浄霊...
怖い話

呪いの腕輪「かんひも」

G氏が小学三年生の夏休みに、母親の実家へ1週間の滞在予定で遊びに行った時のことである。母親の実家というのは山奥にあり、山と田んぼと畑しかなく、民家も数軒あるばかり。交通に関しては、村営のバスが朝と夕方の2回しか通らないような田舎だ。そんな何...
怖い話

髪寄りの法

これは老人S氏が子供の頃、山深い村落で暮らしていた時のことである。村人のほとんどが林業を営んでおり、山は彼らの親と同じであった。そんな村にも地主が存在しており、村の外れにある大きな屋敷に住んでいた。地主は林業を営むわけでもなく、毎日をのんび...
怖い話

修学旅行での恐怖体験

これはある中学生A君が修学旅行で京都へ行った時に体験した話である。宿泊先の旅館で夕食と入浴を済ませ、就寝時間までの自由時間を楽しんでた時だった。A君は右隣の部屋に仲の良いクラスメイトがいるので遊びに行った。彼らは定番のトランプやウノなどを一...