心霊話

心霊話

本当に霊感があるのは・・・

R氏の祖父は臨終の際にこう言った。祖父『もう見えるぞ。もう見えるぞ。紙と筆を持って来い。』どうやらR氏の祖父は霊感があったらしい。祖父が他界した年、R氏は中学2年生だった。祖母が遺品整理をしているのを手伝っていると、古い写真がたくさん出てき...
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大好きなラーメン屋のおじちゃん

G氏の母親の友人に古くから親交のあるラーメン屋の店主が居た。彼はI県のとある場所にて店舗を構え、それを営んでいた。建物は年季が入っており、老朽化が進んでいる。G氏が幼少の頃、母親に連れられて、よくそのラーメン屋を訪れていた。というのも母親は...
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刻み込まれた恐怖心

アパートで一人暮らしをすることになった大学生Jの話である。このアパートというは、太陽の光が差し込む日当たりの良い2階の部屋と、駐車場に近い1階の部屋が空室であった。Jは駐車場が近い1階の部屋を選択した。管理人に『本当にここでいいの?上(2階...
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異常のないエレベータ

とある女性A子氏が出産のため、最寄りの病院に入院していた。これは子供を出産し終えた数日後のことである。A子氏は深夜に自身の赤ん坊が、鼻詰まりが原因で妙な呼吸をしていていることに気付いた。心配に思った彼女は我が子を抱きかかえ、1フロア下のナー...
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卓球部のエース

卓球部員のHという中学生がいる。彼の卓球の腕はお世辞にも上手とは言えない。また、上達しようという向上心も彼にはなかった。一応、部活には顔を出すものの、卓球部の落ちこぼれ達と遊んでるだけ・・・練習にもほとんど取り組んではいなかった。時間を持て...
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護りをオロシタ

K氏は度々、金縛りや怪奇現象に遭遇していた。ある日の晩、K氏がベッドに入り、就寝前の読書をしていた時のことだ。突然身体が得体のしれない強力な力で引っ張られ、ベッドから引き摺り降ろされ、そのままドアの近くまで引き寄せられた!怯えながらも足元を...
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背後に立つ男の子と女の子

それを最初見たのは、彼が小学校6年生の時だった。彼には弟が1人いる。彼の部屋というのは、その弟の部屋を通らなければ、辿り着けない構造になっている。弟の部屋から、彼の部屋を「誰か」が覗いている。見た目は5~6歳の女の子で、Tシャツにスカートを...
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生家への道を急ぐ旧日本兵

T氏は昭和初頭の生まれで、終戦の年、彼は九州のとある地方に住んでいた。終戦直後の9月、T氏は彼の姉と一緒に、自転車で二人乗りをして市内へと買出しに行った。帰る頃には、もうとっぷりと日が暮れていた。買い込んだ食料やら、衣類、調味料を一杯に詰め...
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大学の寮に飛んでくる生首

大学生M氏は大学の寮に入居していた。ある年の5月にそれは起こった。この大学の寮というのは古戦場の近くに建っており、さらに近所には戦死者の霊を祀るお寺があった。そして、寮の隣の竹林には首塚があり、M氏が入居している真下の部屋では以前、首吊り自...
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そこ僕の席だよ。

小学校6年生の2学期の途中、B君は親の転勤の都合で、とある地方の田舎町へ引っ越しすることになった。彼にとって転校は初めての経験であった。初めての転校ということもあり、新しいクラスになかなか馴染めずにいた。そんなある日、T君というクラスのリー...
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中学時代の担任教師

女子高校生N氏の中学時代に親しかった友人T氏が亡くなり、彼女の告別式に参列することになった。亡くなった友人というのは中学時代、友人と呼べる存在はN氏だけであったため、告別式当日、同級生の参列者は彼女だけであった。焼香を終え、帰ろうとすると後...
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一家の守り神

ある一家が土地と家を購入して引っ越ししてきた。この一家というのは周囲が羨むような仲の良い一家で、笑いが絶えない家族であった。家族構成はE子氏を中心に祖母、両親、兄、妹の6人家族である。しかし、庭に家屋の増築をしたことをきっかけとして、家庭環...
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誰が言い出した?

とある塾には、男子トイレと女子トイレの他に、もう一つトイレがあった。教師用のトイレという訳でもないようだった。そのトイレというのは教室から一番遠い場所、つまり、塾内の一番奥にあり、そのためか誰も使おうとしなかった。教師曰く、『幽霊が出るから...
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冬の川での出来事

高校生Y君は度々、心霊現象を体験する。彼の住まいは東北地方で、近所には毎年冬になると白鳥が越冬するためにやって来る川があった。Y君はその川に越冬のためにやって来た白鳥の飛来数を数えるアルバイトをしていた。週末を利用したアルバイトだったのだが...
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なすなかにし・中西茂樹氏の心霊体験

中西茂樹氏は大阪から東京へ進出するために、上京した。この時、仕事が何も決まっていない状態であったため、アルバイト先を探していた。たまたま運良く、自宅近くのカラオケボックスが求人を出していたので、電話連絡を入れ、面接を受けに行くことになった。...
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芸能人達が語った心霊話

(奥菜恵氏)ホテルに宿泊した時、深夜に部屋の外から足音がしてきて、その足音はドアを開ける音が無く、そのまま部屋の中に入って来て、閉じていた目を開けると、部屋の隅に軍人が立ってた。(辺見えみり氏)自宅で寝ていたら、歯と目だけがハッキリと見える...
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船越英一郎氏の心霊体験

これはとある番組内にて、俳優の船越英一郎氏と、怪談の巨匠、稲川淳二氏の対談内容の一部始終である。(船越英一郎氏)僕は今までそういった経験が全くなかったんですよ。よくロケなんかに行くとこの業界、そういった霊感が強い方も多いんで、女優さんに多い...
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ゆっくり侵食する霊

芸人Y氏が怪談話を披露するイベント中に体験した話だ。このイベントというのは芸人が数人集り、順番に怖い話をしていくという形式のものである。お題が怪談話ということもあってか、妙な現象がイベント中に次々と起こる。例えば、突然壁を叩く音がしたり、舞...
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赤ん坊の怨霊

これは新米警備員A氏が先輩警備員から聞かされた話である。彼は都内Sデパートの警備員として働いている。このSデパートは縦に長い造りとなっており、一人で受け持つ巡回経路は複雑で長くなるのは必然である。新人であるA氏には覚えきれるはずもなく、最初...
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元刑務官は語る

元刑務官Y氏は語る。Y氏曰く、刑務官の仕事は本来、受刑者を監視する事ではなく、受刑者に人の温かみを教えるものなのだという。そんなY氏は時間に余裕さえあれば、積極的に受刑者と対話していた。受刑者が話す内容の大半は彼らが犯した罪についてである。...
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バーに巣くうモノ

これはバーテンダーの女性E氏が体験した話である。彼女が勤務するバーのスタッフはオーナーとE氏の二人のみ。店舗は雑居ビルの二階にある小さなバーだ。店の入り口から一番近いカウンターの席に、時々、人の気配を感じる事があるという。「あ、お客様かな?...
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代々受け継がれてきた人形

これは、M氏という女性が学生の頃に体験した恐ろしい話である。M氏の生まれ育った実家は、墓の中にあった。寺というわけではない。M氏の実家は、玄関を入ると中央に廊下があり、左右に部屋が並んでいる。玄関から向かって右手、建物の北側に墓地があり、一...
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聞こえていた者と聞こえていなかった者

これは、とある女性J氏が高校生の時の学園祭で体験した不可解な話である。その日は、学園祭で他校の生徒にも学校が開放されており、自称「霊感がある」という他校の女子生徒が彼女の学校に来訪していた。彼女の学校では過去に実際、霊媒師を呼んで何度もお祓...
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白い服を着た小さな女の子

これは、とある男性が中学生の頃に体験した不思議な話である。夏休みも終わりに近づいた頃、白い服を着た小さな女の子が彼の自宅に頻繁に現れるようになったという。それも、昼夜問わず彼が一人の時にばかり。恐くなった彼は母親にその女の子のことを話したが...